アニメ「黒子のバスケ」などの人気声優・小野賢章（２９）が実写映画に初主演した「お前ら全員めんどくさい！」が２３日、公開され、小野、共演の小宮有紗（２５）、茜屋日海夏（２４）、大原優乃（１９）、都丸紗也華（２２）、宝来忠昭監督（４０）が東京・池袋ＨＵＭＡＸシネマズで舞台あいさつを行った。

　小宮、茜屋、大原、都丸は小野ふんする国語教師を翻弄（ほんろう）する個性豊かな「めんどくさい」女生徒たちを演じた。

　小宮は小野について「怖い人だったらどうしようと思っていたら、すごく現場を先生らしく盛り上げてくださって。私は真顔っぽかったりするシーンが多くて、でも笑っちゃいそうになるんです。面白いことを言ってくださったり、してくださったり…こらえるのが大変でした」と“座長”ぶりを証言。

　自身は原作と同じ長さの三つ編みにするために毎日、付け毛を編み込んでいたこだわりを明かし、「メイクさんはめんどくさかったと思うけど、おかげでなりきることができました」と感謝した。

　声優としても「プリパラ」などで人気の茜屋はツンデレの委員長役で、小野の振りで「よくあるツンデレ」と説明してから「あんたのことなんて好きじゃないんだからね！」と、定番のツンデレセリフを披露。「恥ずかしいんですけど…」と照れまくった。

　本作が映画初出演だった大原は「不安だったり緊張したりした部分がすごく多かった」と、２年前の撮影を回想。「カットがかかる度に『理穂（役名）っ！』って言われるくらい皆さんに迷惑かけました」と恐縮した。

　“妹への愛が強すぎる超肉食女王様”を演じた都丸は「見てみて、なんだこの女は！？と思いました。自分で見るのはすごく恥ずかしかった…嫌です！」とぶっちゃけたが、自身も妹がいるとあって、妹への愛情は「気持ちは分かって、やりやすいなと思いました」と共感していた。