ステージ４の舌がんを公表したタレントの堀ちえみ（５２）が２２日にＴＢＳ系で放送された「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」（後８・５７）に出演し、同日に受けた手術の具体的な内容を明かした。舌を半分以上切り、太ももの筋肉を移植するという。

　手術の内容を聞かれた堀は「舌の半分以上を切って。リンパも首から切って」と右手で首周辺を触った。「転移しているところをなるべく取り除いて。舌のほうは形成外科の先生と連携して。太ももが一番、舌の筋肉と近い。で、太ももから肉をとって舌に移植して舌を作って。それでリハビリをして、しゃべれるようになるかどうか」と淡々と述べた。

　隣で耳を澄ましていた大竹しのぶは舌を手術することについて、「しゃべれなくなる…歌えなくなるかもしれない…大きなこと」と慎重に言葉を選んだ。堀は「そうですね」とうなずき、「そこも踏まえて手術を受けて。家族のために子供のために。しゃべれなくなっても味が分からなくなったとしても、歌えなくなったとしても」と強い意思で受けることを述べた。

　大竹が「お母さんがいてくれたらうれしいですもんね」と堀に触れ、堀はほほ笑んで涙をぬぐった。司会の中居正広が「家族の力が大きい」と話すと、堀は「大きいです。子供達、主人の支えがなければ闘おうとしていない」と語った。