尾畠春夫さん、徒歩帰宅断念 小倉智昭「謝る必要はない」と同情

 キャスターの小倉智昭が27日、フジテレビ系「とくダネ!」で、徒歩での帰宅を断念したスーパーボランティアの尾畠春夫さんについて「悪い事をしたわけじゃない、謝る必要はない」と同情した。

 番組では、東京から大分まで徒歩での帰宅を目指したものの、23日に静岡県浜松市で断念した尾畠さんについて特集。尾畠さんの無念のインタビューも報じた。

 尾畠さんによると、行く場所、行く場所で多くの人が励ましたいと多数集合。特に断念した23日は「一番人が集まった」といい、「子供連れから高齢者から、ずーっと人がいて、幅3メートルぐらい(歩道が)あるのにぎっしり詰まって…。まともに人も歩けない、自転車も通れない。これは異常事態だと」と振り返り、このままでは交通事故が起きかねないと判断し、断念したと説明。

 そして尾畠さんは「本当にすまない気持ちと嬉しい気持ちといろんな思いがいり混じって…」「皆さんからの励ましの言葉を頂いたのに途中、もうやめてこんなになって逃げ帰ったみたいな状態になって」「申し訳ない」と涙ながらに語る姿も放送された。

 このVTRに小倉は「尾畠さんは悪いことをしたわけじゃない。謝る必要はない」と同情。「夢は叶えたかったが、有名になりすぎて周りがそうさせてくれなかった」と残念がった。

 そんな小倉に、デーブ・スペクターは「(尾畠さんは)なんで歩いたのか」と何度も聞いたといい、デーブは「人が集まりすぎたのはマナーが悪いのではなく、SNSで(拡散)。写真も撮りたい、頑張ってと声もかけたい。ドローンが飛ばないだけよかった」と、誰が悪いわけではないと語っていた。

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