新井浩文被告が保釈 ひげにネクタイ、コメントはなし…強制性交罪で起訴
自宅で派遣型マッサージの女性に乱暴したとして強制性交罪で逮捕、起訴された俳優・新井浩文(本名・朴慶培=パク・キョンベ)被告(40)が27日、勾留されている警視庁から保釈された。新井被告は迎えに来た車の後部左側に座り、ひげをたくわえネクタイをしていた。
25日に弁護人が東京地裁に保釈を請求していた。新井被告は保釈保証金500万円を27日に納付。東京地検が決定を不服として準抗告したが、地裁は棄却した。
新井被告は迎えに来た黒のハイエースの後部左側に乗り込んだ。しかし、後部座席側はカーテンで仕切られ、前方からは表情をうかがい知ることはできなかった。窓もスモークで覆われ容易には内部を見ることはできなかったが、ひげをたくわえ、ネクタイをしめていた。報道陣の前に現れてコメントを残すことはなかった。
起訴状によると、新井被告は昨年7月1日、東京都内の自宅で女性を乱暴したとしている。捜査関係者によると、今月1日に逮捕され、21日に起訴された。
新井被告は青森県出身。NHK大河ドラマ「真田丸」に出演するなど個性派俳優として出演作も多かったが、事件を受け、所属事務所「アノレ」は今月5日付で新井被告との専属マネジメント契約を解除した。
年内公開を予定していた主演の1人を務めた映画「善悪の屑」は公開中止が決まり、出演作の公開延期やソフト発売延期、配信停止や放送中止が相次ぎ、10番組の配信を停止したNHKは損害賠償請求の検討を明言するなど、影響が広がっている。