ＮＨＫ連続テレビ小説「まんぷく」（月～金曜、前８・００）が２７日、大阪市内でクランクアップを迎え、ヒロイン・福子役の安藤サクラ（３３）が、夫・萬平役の長谷川博己（４１）と会見した。即席ラーメンを開発した安藤百福氏の妻がモデルの１８～５０歳を演じた安藤は「最後まで楽しかった。人生において、すごく重みのある時間になった」と明かした。

　１７年６月に長女を出産した直後で出演を迷った際、背中を押された、夫・柄本佑（３２）の母で女優の角替和枝さんが昨年１０月に死去。「プライベートで苦しいことがあっても、『まんぷく』の時間になると全部が希望に変わった」。覚悟を決めて娘と暮らした大阪ではＮＨＫにキッズルームが作られ、演技に専念できた。しばらく新作の予定がないという安藤は「また子供を産みたい」と希望した。

　この日は福子・萬平夫婦が、商品のヒントを探しにいく最終週のシーンを撮影。長谷川、松坂慶子（６６）らとの共演について「スターとの長期の撮影は朝ドラしかない。ヒロインの特権で味わい尽くすと思って見ていた。味わい尽くせた。まんぷくです」と笑った。