窪田正孝「六甲おろし」作曲者役で朝ドラ主演「愛されている応援歌」
NHKが28日、都内の同局放送センターで2020年度前期(20年4月~9月)に放送する朝ドラ(連続テレビ小説)の作品名が「エール」、主人公を窪田正孝(30)が務めると発表した。全国高等学校野球選手権の大会歌「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガースの応援歌・通称「六甲おろし」(阪神タイガースの歌)など、様々な“応援歌”を手がけた作曲家。窪田は「六甲おろし」についての感想も熱く語った。
「六甲おろし」について「あらためて六甲おろしの歌を聴かせてもらったり、動画で甲子園というすごい聖地でみんなが黄色いあれ(はっぴやユニホーム)をまとってパコパコ(メガホンなどのグッズを)たたきながら子供から大人まで『はーんしーんタイガース』って、叫んでる。業界の方にも阪神タイガースのファンがたくさんいらっしゃって、たくさんの著名人の方が甲子園の後ろのモニターに映ってみんなで熱唱している姿とかを見て、やっぱり愛されている応援歌なんだなというのをあらためて感じた瞬間がありましたね」と印象を語った。
自身も小学生の頃に野球をやっていた経験があるといい野球は身近な存在。神奈川県出身で、年代的に松坂大輔を擁した横浜がPL学園などとの激闘を制して優勝する姿も「応援していた」という。「栄冠は君に輝く」の作曲家を演じることに「子供のころからすごく耳に入ってきて。それをつくられた古関さんの生涯を演じさせていただくというのはすごく光栄ですね」としみじみと語った。制作統括の土屋勝裕氏によると、作品中に登場する楽曲名は実名になる予定だという。
NHKによると、朝ドラの男性主演は玉山鉄二、ヒロインはシャーロット・ケイト・フォックスが務めた14年後期の「マッサン」以来で11作目になるとしている。