朝ドラ男性主人公は6年ぶり11作目 窪田正孝「僕は女性と?」実は1作目も

 NHKが28日、連続テレビ小説(通称・朝ドラ)102作目となる2020年前期(4月~9月)作品のタイトルが「エール」に決まり、主演を窪田正孝が務めると発表した。「栄冠は君に輝く」や「阪神タイガースの歌(六甲おろし)」など多くの作品を生み出した古関裕而氏がモデルで、男性が主人公となる。ヒロインのイメージが強い朝ドラだが、NHKによると男性主人公は11作目で、玉山鉄二が主演の「マッサン」(14年後期)以来、約6年ぶりとなる。

 主演起用を聞いた窪田も「朝ドラで主役?僕は女性と思われているのかな?という勘違いを一瞬、思ったりもしたんですけど」と会見で笑い話を披露するほど、意外に思ったという。過去作品では「マッサン」のほか、「走らんか!」(95年後期)、「凜々と」(90年前期)、「いちばん太鼓」(85年後期)、「心はいつもラムネ色」(84年後期)、「ロマンス」(84年前期)、しばらく期間があき「旅路」(67年)、「たまゆら」(65年)、「あかつき」(63年)、そして1作目の「娘と私」(61年)も男性が主人公だった。

 制作統括の土屋勝裕氏は「今回、夫婦の物語ではあるんですけど、作曲したご本人を主人公というふうにすることで、戦前、戦中、そして戦後と日本の音楽の歴史というか中心にいた方ですので、日本の昭和史をたどっていくって言った時に、作曲家の目からその時代を見て、という方(ほう)が時代も描ける、ということでは主人公は男性ということがよいのではないかと思いました」と、男性主人公の理由を説明した。

 物語の軸となり、鍵になる発明・作品を生み出した人物が男性、というケースは現在放送中の「まんぷく」も該当するが、こちらは主演は福子を演じる安藤サクラ。どちらの視点から描くかによって、主役が男性になるか、女性になるかが決まってくるようだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス