古関裕而さん 巨人球団歌「闘魂込めて」「栄冠は君に輝く」も手掛ける

「六甲おろし」について語る窪田正孝=東京・NHK(撮影・金田祐二)
 古関裕而さん
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 2020年度前期のNHKの連続テレビ小説の制作発表会見が28日、都内の同局で行われ、主人公のモデルが、プロ野球・阪神タイガースの球団歌で、「六甲おろし」の通称で愛される「阪神タイガースの歌」を作曲した作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏であることが発表された。タイトルは「エール」。古関氏をモデルとした主人公・古山裕一は俳優・窪田正孝(30)が演じる。会見に出席した窪田は「愛されている応援歌なんだなというのを感じました」と「六甲おろし」への思いを語った。

 古関裕而さんは福島県福島市生まれ。幼少期から音楽に囲まれて育ち作曲家を志した。1929年に弦舞踊組曲「竹取物語」が英・ロンドンの作曲コンクールで入賞。コロムビア(現・日本コロムビア)の専属作曲家となる。31年には早大の応援歌「紺碧の空」を発表した。46年には慶大の応援歌「我ぞ覇者」も手がけている。阪神のみならず、巨人の初代球団歌、そして現在の3代目球団歌「闘魂込めて」も作曲した。72年から84年まではフジテレビ系「オールスター家族対抗歌合戦」の審査員も務め、お茶の間にも親しまれた。

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