俳優の玉木宏（３９）が、４月クールのテレビ東京系ドラマ「スパイラル～町工場の奇跡～」（月曜、後１０・００）に主演し、下町の町工場を救う企業再生家を演じることが２８日、分かった。

　原作は、企業買収の攻防をスリリングに描き、累計２６０万部を超える「ハゲタカ」シリーズのスピンオフ的作品。原作者の真山仁氏が「ハゲタカの常識を破ることを目的にした」と明かす「ハゲタカ４．５／スパイラル」を基に、テレ東連ドラ初主演の玉木が“下町助っ人”となる。

　天才発明家の創業者を亡くした倒産危機の町工場を舞台に、元エリート銀行マンで企業再建のプロ・芝野健夫が奮闘する姿を活写。経済情報に強いテレ東が徹底取材で町工場のリアルを抽出し、脚本を連続テレビ小説「マッサン」や映画「フラガール」の羽原大介氏が担当する。

　「ハゲタカ」シリーズは、２００７年にＮＨＫでドラマ化され、０９年に続編が映画公開された人気作。昨年７月にはテレビ朝日でも綾野剛主演でドラマ化された。今作は芝野の年齢を若くするなど原作との違いも楽しめる作りとなっており、玉木は「信念を心に持ちながら、この役を生きられたらいいなと思います」と燃えている。