宝塚音楽学校 首席のハーバート真唯さん「謙虚な心を忘れずに」
タカラジェンヌを育成する兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(小林公一校長)で1日、105期生の卒業式が行われ、105期40人が巣立った。
首席は米国人を父に持つハーバート真唯さん。答辞で「奇跡のような確率で出会った105期の同期は、友情の一言では言い表せない宝物。これからは清く正しく美しくの教えを胸に、終わることのない芸の道に進みます」と読み上げると、同期からはすすり泣きがもれた。
ハーバートさんは、卒業公演でもある文化祭(2月22~24日)の1部ではオペレッタのアリアを独唱。可憐な容姿で、スポーツキャスターでタレントの松岡修造の長女・松岡恵さんが主演した2部の芝居では、ヒロインも務めた。
目指す娘役は、昨年退団した元月組トップ娘役の愛希れいか。「切れのあるダンスと、謙虚な心を忘れない娘役になりたい」と笑顔を見せていた。
105期生は4月19日に宝塚大劇場で開幕する宙組「オーシャンズ11」で初舞台を踏み、ラインダンスを披露する。