東京マラソン3万8千人参加…小池知事、五輪パラに「生かしたい」
「東京マラソン」(3日、東京都庁~東京駅前)
約3万8千人が都心を駆け抜けた東京マラソンは、約1万1千人のボランティアが運営を支えた。経験豊かなベテランの姿も目立ち、2020年東京五輪・パラリンピックに、その知識を生かしたいと願った。
JR飯田橋駅近くの給水所で、ボランティアのまとめ役を務めていた東京都世田谷区の会社員山林仁さん(60)は、「若者から年長者まで同じ目標に向かい、達成感も味わえる」と魅力を語る。経験を生かそうと五輪・パラのボランティアにも応募。「今回はリハーサルの場。五輪では、海外から訪れる観客との交流も楽しみたい」と声を弾ませた。
レースのために初来日したネパール人サントス・ライさん(39)は、東京五輪について「みんな親切だし、世界中から訪れる人が楽しめる大会になるはず」と太鼓判。ボランティアの活動を視察した小池百合子知事(66)は「警備や環境対策など東京マラソンには蓄積がある。東京五輪・パラリンピックに生かしたい」と述べた。