寺島しのぶ 新キャストとして「いだてん」に辛口ツッコミ…「万人には…」

新たな出演者も加わり手を合わせ撮影に挑む(左から)柄本佑、黒島結菜、中村勘九郎、寺島しのぶ、菅原小春=東京・渋谷区のNHK(撮影・三好信也)
新たな出演者も加わり撮影に挑む(左から)柄本佑、黒島結菜、中村勘九郎、寺島しのぶ、菅原小春=東京・渋谷区のNHK(撮影・三好信也)
新たな出演者も加わり撮影に挑む(左から)柄本佑、黒島結菜、中村勘九郎、寺島しのぶ、菅原小春=東京・渋谷区のNHK(撮影・三好信也)
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 NHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」(総合、日曜、後8・00)の新キャスト会見が5日、都内の同局で開かれ、4月7日スタートの大正編から加わる寺島しのぶ(46)らが「わかりづらい」と作品に“愛の毒ガス”を噴射した。

 時代を交差する構成やスピード感あるストーリー展開に一部で「わかりづらい」と悲鳴が上がり、視聴率の苦戦が続く同作。一方で伏線を巧みに回収する宮藤官九郎の緻密な脚本を評価する声も多く、賛否両論となっている。

 14話から女子体育を普及させた第一人者、二階堂トクヨ役で登場する寺島は作品の印象を聞かれ「スピーディーな展開でわかんない部分もたくさんありました。『今のどうだったんだろう?』って台本を読み直したことも。万人に受ける作品ではないのかもしれない」と本音トークを展開。

 隣にいる主演の中村勘九郎が爆笑する中で、続けて寺島は「大河全体として考えたとき、新風を吹かせているんじゃないか。ずっと同じことをしていても新風は吹かない。作品そのもの(のスピード感)が『いだてん』。いい挑戦で、みんなゴールに向けて走れば絶対に残る作品だし、そこにいられてうれしいです」と出演できることを喜んだ。

 同じく新キャストの柄本佑も「台本のスピード感がそのまま画面に残っている。(何が起きているのか)わからんないけど感動できた。わかるわからないとかそういうことより、熱量がビンビン伝わってきた」と、わかりづらさを超えた熱さを感じていた。

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