菅原小春 女優デビュー「言葉でなく体でぶつかる」…「いだてん」で人見絹枝役
NHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」(総合、日曜、後8・00)の新キャスト会見が5日、都内の同局で開かれ、ダンサーの菅原小春(27)が女優デビューすることが発表された。日本人女性で初めてオリンピックに出場した人見絹枝を演じ「私事ですが、初めてお芝居をやらせていただきます」と緊張気味にあいさつした。
主演の中村勘九郎とともに登場した菅原や寺島しのぶ(46)らは、4月7日から始まる大正編の主要キャスト。ストックホルム五輪を終えて帰国した日本人初のオリンピック選手、金栗四三(中村)は後進育成にも励み、人見らを世界に送り出す。
昨年のNHK紅白歌合戦で米津玄師(27)の歌唱中にパフォーマンスしたことでも知られる菅原は、世界的に活躍するダンサー。1928年のアムステルダム五輪で800メートルの銀メダリストとなり、女子スポーツ界の先駆者となった人見役に「私事ですが、日本では浮いてしまうような体形と筋力を持っています。でも、世界に飛び出したとき、私は普通じゃないかと思い、思いっきりやってみようと思いました。(世界と戦った人見と)似ていまして、役作りとか分からないんですけど、言葉ではなく、体でぶつかることができるといいなと思います」と自身を重ね合わせた。