堀ちえみ がんで舌6割切除後の現実も赤裸々に…リハビリで「愕然」「ショック」
舌がんの手術を受けたタレント・堀ちえみ(52)が6日、ブログを更新。術後のリハビリの現実を明かした。堀は2月22日に、舌の6割と首のリンパに転移した腫瘍を切除し、失った左側の舌の部分には、太股の組織を移植した。リンパの手術の際には喉を切開している。
6日午前に更新したブログで、「嚥下(飲み込み)チェックが、ありました」と報告。「三段階ぐらいの、とろみがついた液体」を口に入れて飲み込めているかをレントゲンでチェックするもの。切除せずに残った右側の舌を動かして、ゼリーを喉に持っていくのだが、「こんな簡単な事が、とても難しいのです」と明かした。
飲み込むことはできず、「味わうどころか、食べる事すら出来なくなっている状況に、ショックを受けました」「それと同時に、今回のリハビリの長さが、想像出来てしまい愕然としました。口から物を食べるという事が、遠い未来の物となってしまいました」と術後に直面した現実にショックを受け、愕然としたことを打ち明けた。
しかし、自分の病室に戻り、「こうなったら徹底的に鍛え上げて、リハビリを乗り越えていくしかない」と考え方を切り替えたという。
頸部(けいぶ)のリンパの腫瘍を切除した影響で、首が腫れて丸く太くなってしまったというが、凝り固まった首をほぐすストレッチ(ゆっくり首を回すなど動かす)のリハビリも5日夕から開始したことも報告。25日にICUを出るまで寝返りを打てない状態だったことから、驚くほど固くなってしまっていたそうで、ストレッチを行ったところ、「首だけですが身体が温まりました。よく眠れたのは、このストレッチで、ほぐれた事も大きいと思います」と手応えを伝えた。
堀は「今日から始まるリハビリを、一歩ずつ一歩ずつ。焦るけど焦らず。出来なくて当たり前。生まれた時も最初から食べ物を、口にする事は出来なかったのだから」と自らに言い聞かせるように気丈につづっている。