未知やすえ 山田スミ子さん悼む 「あそこまでの女優にはなれない」
吉本新喜劇女優の未知やすえ(55)が7日、大阪市内で、元吉本新喜劇女優で2月12日に死去した山田スミ子(本名・山田壽美子、享年73)さんを悼んだ。
未知は「まだ漫才をしていた18歳の時、『あっちこっち丁稚』(ABCテレビ)に丁稚役で出してもらった時に共演した。貫禄があり、肝の据わった大きな存在でした」と振り返った。
現在は未知がベテランとして新喜劇を引っ張る立場になったが「なかなかあそこまでの女優にはなれない。受け継がせていただいているキレ芸は必要なネタ。きっちりと継いでいかないといけない」と誓った。
山田さんは1968年に吉本新喜劇入り。故中山美保さんらと共にヒロインとして活躍。故岡八朗さんや故花紀京さんの相手役を務め、1982年に吉本新喜劇を離れた。
未知はこの日、新喜劇のメンバーとともにスポーツミュージカル「energy~笑う筋肉~」の公開稽古を観劇。「体で訴えるものはストレートに入ってくる。大興奮した」と感動した。夫の内場勝則(58)に「家に腹筋用のローラーがあるから(まねして)やってみたら?」と振られると、未知は「何回かやったけど、とてもできない」と感服していた。