92歳・杉内八段が最年長本戦出場 囲碁・女流本因坊戦で自身の記録更新

 92歳0カ月の現役囲碁最高齢棋士、杉内寿子(かずこ)八段は7日、東京都千代田区の日本棋院で打たれた第38期女流本因坊戦の本戦1回戦に出場し、自身の持つ本戦最年長出場記録を更新した。対局は185手で大沢奈留美四段(42)に敗れた。

 日本棋院によると、七大タイトル戦と現行の女流5棋戦を通じて本戦出場の最年長となり、これまでの記録は第34期女流本因坊戦で自身が記録した88歳2カ月。

 杉内八段は静岡県出身。1942年にプロ入りし、女流本因坊戦の前身、女流選手権で4連覇。女流名人戦でも4連覇の実績がある。夫の雅男九段は2017年11月に97歳で亡くなるまで現役で対局を続け、最年長の「夫婦棋士」として知られた。

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