ゴーン被告弁護人、変装は「私が計画」 「名声に泥塗った」と謝罪
カルロス・ゴーン被告の弁護人である高野隆弁護士が8日、自身のブログで、ゴーン被告の変装は「すべて私が計画して実行したものです」とつづり、「私の未熟な計画のために彼が生涯をかけて築き上げてきた名声に泥を塗る結果となってしまいました」と謝罪した。
高野弁護士は「カルロス・ゴーン氏の釈放に際して行われた『変装劇』はすべて私が計画して実行したものです」と切り出し、その理由として、ゴーン氏の住居が判明してしまえば「生活を取り戻すどころか、健康すら損なわれてしまうでしょう。彼だけではありません。彼の家族、そして近隣住民の生活すら脅かされてしまいます。そのような事態は絶対に避けなければなりません」とつづった。
その方法として思いついたのが変装だったというが、工事業者の格好にも関わらず、大勢の職員に囲まれるという不自然な登場の仕方でマスコミにバレてしまったことに「私の未熟な計画のために彼が生涯をかけて築き上げてきた名声に泥を塗る結果となってしまいました」と謝罪。
「また、今回の計画に進んで協力してくれた私の友人たちに大きな迷惑をかけてしまいました。私はたくさんの人に有形無形の損害を与えてしまいました。とても申し訳なく思っています」ともつづっていた。