俳優・長谷川博己（４２）が智将・明智光秀を演じる２０２０年度ＮＨＫ大河ドラマ「麒麟がくる」の出演者発表会見が８日、都内の同局で行われ、染谷将太（２６）が信長役を務めることが明らかになった。

　長谷川の１６歳年下にあたる染谷が、１５歳の少年時代から描かれる信長役に決まった。従来のイメージを覆すことを期待された染谷は、「誰が信長を演じるのか人ごとのように楽しみにしていたので不思議」と驚きながら、「まさか自分が信長を演じるとは思っていなかった。自分が演じたらどうなるんだろうと想像しました。ふつふつと（イメージが）湧いてきまして、素直に出せたらいいなと思っています。新しい信長をつくっていきたい。新しい信長と言葉で言うのは簡単なので有言実行したい」と人気のある戦国武将役へ気合を入れた。

　明智役の長谷川は「信長役が染谷さんに決まった聞いたときは、まったく新しい信長像をつくりだしてくれるだろうなと感じがしました」と期待。新たな人物像を描くことをテーマに掲げる落合将制作統括は、「信長は１５歳くらいから出てくる。日本の覇者に育っていく過程の内面、外面を多角的に描きたいと染谷君に致しました」と起用理由を語った。