岡村 初大河「チコちゃんのおかげ」光秀の危機救う農民役“叱られない”よう頑張る

 俳優・長谷川博己(42)が智将・明智光秀を演じる2020年度NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の出演者発表会見が8日、都内で行われた。お笑いコンビ、ナインティナインの岡村隆史(48)が農民役、高橋克典(54)が織田信長の父・信秀役、沢尻エリカ(32)が斎藤道三の娘・帰蝶(濃姫)役で大河初出演。同局の番組「チコちゃんに叱られる!」に出演する岡村は、「チコちゃんのおかげ」と喜び、沢尻は感動で声を詰まらせた。

 主役の長谷川、女優・門脇麦(26)に続いて名前を呼ばれた岡村はおどおどした様子で席へと歩を進めた。並み居る俳優陣に囲まれながら、「ド緊張しております。浮いておりますが大抜擢でございます」と初々しく初の大河出演を喜んだ。

 演じる役柄は主人公・光秀が美濃で出会う三河出身の農民・菊丸。神出鬼没で敵か味方かわからないが、常に光秀の危機を助けるキーマンとして、前後半にかけて出演を予定し、物語を盛り上げる役柄だ。

 岡村は18年4月からレギュラー化した同局の番組「チコちゃん-」が人気となり、昨年末の紅白歌合戦にも参加。大河初出演に「チコちゃんの大ヒットのおかげ。チコちゃん様々でございまして、その分、皆様に“叱られない”ように頑張りたい」と笑いをとった。

 大舞台に向けて意欲に燃えている。「堺先生に『はまらなければ、すぐ死んじゃうよ』と言われたので、出続けられるように頑張りたい」と京に暮らす医師・望月東庵を演じる堺正章(72)からハッパをかけられた。

 歴史の勉強も始めたものの、演出家から「何も知らなくていい。横を刈り上げないでくれ」とだけ指示され、「考えなくていいと…。“ボーっと”している状態です」と苦笑い。チコちゃんの決めぜりふ「ボーっと生きてんじゃねーよ!」に絡めながら、役作りの難しさを吐露していた。

 落合将制作統括は「軽妙なお芝居、運動神経も抜群。チコちゃんうんぬんは関係なくて、菊丸に岡村さんがはまる」とチコちゃん効果ではないことを強調した。

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