山下リオ 地元・徳島国際映画祭に凱旋「山を3つくらい走って、泣きそうで大変」

 舞台あいさつを行った山下リオ(右)と川野浩司監督=徳島・あわぎんホール
徳島国際映画祭に参加した山下リオ=あわぎんホール
 徳島国際映画祭に参加した山下リオ(右)と川野浩司監督=あわぎんホール
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 徳島県出身の女優・山下リオ(26)が9日、徳島・あわぎんホールで10日まで開催中の「徳島国際映画祭」で地元凱旋を果たした。主演した映画「あの空の向こうに」と続編「あの空の向こうに~夏雲~」がこの日、地元で初めて連続上映されたもので、「夏雲」は徳島で初上映。山下は満員800人の観客の前で舞台あいさつを行った。

 映画は徳島県鳴門市、兵庫県南あわじ市、香川県東かがわ市による「ASAサイクリングコース」とコラボした短編映画。ヒロインの亜美を演じた山下は「私は徳島出身なので、本当に出演できてうれしい」と地元での撮影を喜んだが、撮影は過酷だったという。

 「『あの空の向こうに~夏雲~』の撮影は自転車が大変でした。山を3つくらい、カメラマンさんと走って。体力がなくて泣きそうで大変でした。そんな中、帰ってきたら監督がお弁当を食べていて。『待っててよ!』って思いました」と、苦笑交じりに撮影現場を回想。

 2部作を通じてヒロインを演じた感覚を「同じ役を2作続けて演じさせていただくことは、プライベートで自分自身も成長していて、大人の階段を上るというか。定期的にではないですけど演じさせていただけたのは、役柄も成長してありがたいなと思います」と表現した。

 10日には北海道・ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で2作品が上映され、山下が舞台あいさつを行う。

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