「ビッグ・ウェンズデー」米俳優死す 酒や薬物依存問題も…晩年は右脚切断
映画「ビッグ・ウェンズデー」やテレビドラア「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」などで70年代後半から80年代に人気を博した米俳優ジャン・マイケル・ヴィンセントさんが2月10日、亡くなっていたことが9日までに分かった。ノースカロライナ州アッシュビルの病院で心不全のため亡くなった。ワシントン・ポスト紙など米メディアが一斉に報じている。
同紙によると、ヴィンセントさんは生前、薬物やアルコール依存症の問題を抱えていた。1996年に自動車事故のため、頸椎と声帯を損傷。2012年には、感染症のため、右脚を切断していた。
公のプロフィールでは74歳とされていたが、米エンターテインメントサイト「TMZ」が入手した死亡診断書によると、73歳だった。
ヴィンセントさんは78年のサーフィン映画「ビッグ・ウェンズデー」で主役の1人、マット役で日本でも人気に。84年にアメリカで放送を開始したドラマシリーズ「エアーウルフ」で大スターの仲間入りを果たしたが、その後はアルコールやドラッグ依存などの問題を抱え、キャリアが低迷した。
時に緑がかってみえるブルーグレーの瞳、憂いを帯びた表情で日本でも人気だった。