星野源5大ドーム完走「最高」 桑田、小田、福山、ATSUSHIに続く史上5人目

 歌手の星野源(38)が10日、自身初の5大ドームツアーの最終公演を福岡ヤフオク!ドームで行った。5大ドーム完走は、日本人男性ソロアーティストでは桑田佳祐(63)、小田和正(71)、福山雅治(50)、EXILE・ATSUSHI(38)に続いて史上5人目。満員3万5000人が集う客席への近距離サプライズ歌唱など全23曲でファンに感謝を伝え、8公演で33万人動員した自身最大規模のツアーを笑顔で締めくくった。

 ライブ中盤、三塁側カメラマンになりすましていた星野が照らし出されると驚きの声がドームに響き渡った。

 ネット越し約2メートルに設置された“特設ステージ”からファンと顔を合わせ、「近っ!」と驚き、楽曲「ばらばら」を弾き語り。5大ドームで最もファンに近づくことに成功し、「最後にふさわしい」と大満足だった。

 昨年12月の発売から55万枚出荷したヒットアルバム「POP VIRUS(ポップウイルス)」をひっさげた2年ぶりのツアーだった。チケット申込みが殺到した17年の20万人動員ツアーで見に来られなかったファンに応える形で実現。2010年のソロデビュー時に福岡のライブハウスで200人を前に歌った当時を思い返し、「感慨深い。初めて福岡に来た時はこんな景色を見られるとは思ってませんでした」と満員の会場の光景を何度も目に焼き付けていた。

 ツアー最終ライブでは、“逃げ恥”で話題になった楽曲「恋」で“恋ダンス”をファンと一緒に踊り、「アイデア」「ドラえもん」など全23曲を届けた。

 「最高ですよ」と3時間ライブに感無量の星野は、「また笑顔で会いましょう」と呼びかけ、33万人動員の5大ドームを締めた。

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