藤井聡太七段、久保九段と対局 年度最高勝率向け、負けられない戦い続く
将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)が11日、大阪市の関西将棋会館で行われた棋聖戦二次予選で決勝トーナメント進出をかけて久保利明九段(43)と対戦。振り駒で先手となった久保王将が7六歩で角道を空け、藤井七段は8四歩で飛車先の歩を突いてスタートした。
年度最高勝率の記録がかかる藤井七段にとって、負けられない戦いだ。今年度の藤井七段はここまで42勝7敗(未放映のテレビ対局を除く)の勝率・857で、中原誠十六世名人(71)が1967年度に記録した8割5分4厘5毛(47勝8敗)を上回っている。ただ、残りの対局は少なく、1敗も許されない状況となっている。
藤井七段と公式戦では初対戦となる久保九段は、タイトル通算7期、順位戦A級に所属する実力者。17年12月10日に名古屋で行われた将棋イベントでの早指しによる非公式戦では、藤井七段(当時四段)が勝利している。
藤井七段はこの日の昼食は、関西会館1階にあるレストラン「イレブン」のバターライス(マッシュルーム抜き、900円)を注文。久保九段は同店のサービスランチ(ハンバーグと海老フライの盛り合わせ、900円)を頼んだ。