志らく パワハラ告発の宮川に反省文提出させた体操協会を「反省文自体パワハラ」
落語家の立川志らく(55)が10日、TBS系の生番組「ひるおび!」で、パワハラを告発した女子体操の宮川紗江(19)に反省文を求めた日本体操協会を「どこぞの独裁国家と変わんない」と痛烈に批判した。
日本体操協会の特別調査委員会は、塚原光男副会長と塚原千恵子強化本部長夫妻によるパワハラを訴えた宮川に対し、千恵子氏の信用を傷つけたという理由から、反省文の提出を求め、宮川は反省文を提出。光男氏、千恵子氏に対しては謝罪や任期満了での退任を求めるなどの対応を決めている。
志らくは「反省文を書けっていうこと自体がパワハラっていう気がしますけどね」と指摘し、「パワハラはなかったとしても、当人はパワハラがあったと思ってたんだから、その心のケアを考えてあげればいいのに、反省文を書け。じゃあ協会に逆らったら、どこぞの独裁国家と対して変わんないじゃないですか」と、協会を痛烈に批判。
「反省文を書けなんて言ったらば、世論が黙っちゃいないっていう、それすら分かんないのかっていうことですよね。書いちゃったものはしょうがないけど、これおかしいですね。パワハラを受けた人に対する仕打ちとしてはおかしい。なんで心のケアをしてあげないんだろう。こんなの許されるわけがない」と、社会問題化しているパワハラについての一般常識と解離した協会の対応に憤った。
元ラグビー日本代表の堀越正己氏(50)も「この結果を見るとそういう選手ファーストじゃないのかな。もう少し選手のことを思ってあげてほしい」と、協会の対応に疑問符を付けていた。