三宅裕司 左大腿骨骨折から初の公の場「時間ができて、台本にスキなし」

 俳優の三宅裕司(67)が11日、都内で、座長を務める熱海五郎一座の舞台「翔べないスペースマンと危険なシナリオ~ギャグマゲドン mission~」(5月31日~6月26日、東京・新橋演舞場)の製作発表を行った。今年1月3日、スキー滑走中に転倒して左大腿(だいたい)骨転子部を骨折。全治2~3カ月のケガを負っていた三宅は骨折後、初の公の場に松葉づえをついて姿を見せた。

 松葉づえを両脇にかかえ、ゆっくりと歩を進めると主催者、出演者のあいさつが始まる前に「座っていいですか?」と、足を気に掛け着座を呼びかけた。

 負傷時のことを「なんでもない緩やかなところで転んで、アイスバーンにぶつけて骨折と、ものすごくショックだった」と告白。現在は「稽古開始までには全快するとリハビリを必死にやっております」と明かし、「申し訳ありませんが座ったままあいさつさせていただきます」と、笑ってあいさつした。

 今作は宇宙をテーマにした「アルマゲドン(映画)のパロディー」といい、「作業着で出てきた方が面白かったけど、松葉づえで正直に出ようと。舞台場では飛び回れるようになっていると思います。骨折したおかげで時間ができちゃいまして、台本を直しに直してスキがありません。笑いの連続。最高傑作になる」と、“ケガの功名”と前向きだった。

 会見後の囲み取材も座って対応し、「痛みはない。4月で松葉づえはなくなる予定です。ボルトを入れて骨がくっつくまでは余計な動きをしないようなリハビリをしている。力を入れちゃいけない。4月に骨がくっつく。はがれるともう1回手術しないといけない。本当は歩きたいんですけどね」と明かした。

 治療のため1月6日の放送から休んでいたニッポン放送「三宅裕司のサンデーヒットパラダイス」は、既に同20日に復帰しており、3月上旬に予定していたビッグバンドを率いるライブは、7月18~20日に行う。

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