宝塚花組トップ明日海りお 娘役トップの仙名に餞別の時「私の母さん」
宝塚歌劇団花組トップスター、明日海(あすみ)りお主演の「CASANOVA」が11日、兵庫・宝塚大劇場で千秋楽を迎え、トップ娘役の仙名彩世(せんな・あやせ)が本拠地に別れを告げた。
明日海は仙名に「トップ娘役の仕事を完璧にこなし、下級生の面倒はもちろん私の面倒も…私の母さんで、もり立ててくれました」と、最大級の賛辞を送った。
また、4月29日付で元々所属していた月組に再び組替えになる実力派スターの鳳月杏も、花組生としてはこれが最後の大劇場。開幕前から「いいスターになったでしょ!と自信をもって月組に返せる」と気にかけていた明日海は、「以前は控えめだったのが、いい意味でふてぶてしく堂々としている」と目を細めた。
そんな明日海の“褒め言葉”に応えるかのように、仙名のサヨナラショーでは1場面を担当した鳳月。娘役を率い得意の歌とダンスで、ファンの目をくぎ付けに。“花組ポーズ”と呼ばれる、左手を頭の後ろから右の耳あたりにまで回すキザなポーズを決め、大きな拍手を浴びていた。