松井大阪府知事 辰巳琢郎を気遣う「騒動で大変な思いをされたのでは」
4月7日投開票の大阪府知事選で自民党から立候補を打診された俳優・辰巳琢郎(60)が10日深夜、要請を断った。辰巳は11日、仕事前に都内の自宅から姿を見せたが具体的にコメントせず。ただ、同日更新したフェイスブックで、友人や家族と話し合って結論を出したことを告白した。さらに大阪都構想については「大きな意味では支持している」とし、「政治は政治に向いた方がやるべき」とスタンスを示した。自民党はこの日、新たに元府副知事の小西禎一氏(64)の擁立を決めた。
松井一郎大阪府知事(55)は大阪府庁で会見し、知事選の出馬要請を断った辰巳琢郎を気遣った。松井知事は「辰巳さんには辰巳さんの事情があるでしょう。今回の騒動を受けて、大変な思いをご家族でされたのではないかと思う」と、辰巳の胸中をおもんぱかった。
自身の下で副知事を務めた小西氏の知事選出馬について「役人としては優秀でした。ただ、役所の人ですから内向き。外を向いて外交的に自治体を成長させる政治家のタイプとは違う」と評した。