「今後の日産心配」 ゴーン被告弁護団会議参加
会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)は12日、弁護団会議に参加し「リーダーシップを発揮できる人がおらず、今後の日産が心配だ」との趣旨の発言をした。弁護団の弘中惇一郎弁護士が明らかにした。弘中氏は記者会見について週内はないとの見通しを示した。ゴーン被告は会見の開催に前向きな姿勢を示す一方「主張を整理する時間がほしい」とも述べ、弁護団も受け入れた。
日産は、ゴーン被告が国内外の邸宅の家賃や購入費を日産に肩代わりさせていたなどとする不正に関する調査を続けている。ゴーン被告はこの調査に対し「小さな問題ばかりのはずだ」と述べた。
ゴーン被告は公判前整理手続きに出席する意向を表明。現在の生活には「窮屈だ」と不満を漏らしたという。