花組トップ明日海りお、11・24に退団 平成以降歴代3位の在任5年6カ月

 明日海りお
 「CASANOVA」で熱演する明日海りお=宝塚大劇場
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 宝塚歌劇団は12日、花組トップスター明日海(あすみ)りおが11月24日付けで退団することを発表した。13日に大阪市内で会見する。明日海は、同劇団が100周年を迎えた2014年にトップに就任。以降、タカラヅカの顔として活躍してきた。退団時には在任5年6カ月を超え、平成以降のトップとしては6年2カ月の元宙組・和央ようか(51)、約6年1カ月の元星組・柚希礼音(39)に次ぐ歴代3位の在任となる。

 明日海は整った容姿と、豊かな歌唱力で早くから“フェアリー系男役”として注目されてきた。2012年、当時所属していた月組で、龍真咲がトップになったと同時に、“準トップ”に就任。この肩書は、近年では明日海ただひとりだ。

 この準トップ時代に、龍と役替わりで大劇場で2作主演。14年に花組トップに就任し、大劇場お披露目公演となった「エリザベート」から、退団公演となる「A Fairy Tale-青い薔薇の精-」で10作と、大劇場主演経験公演は計12作を数える。これは和央、柚希を超え、平成以降に退団したトップの中では最高本数となる。

 特に18年に上演された萩尾望都氏原作の「ポーの一族」は代表作の一つ。まるで二次元から飛び出したかのような美しさで、宝塚ファンだけではなく、一般客を呼び込んだ。

 また相手娘役も就任当時の蘭乃はな、花乃まりあ、そして本拠地・宝塚大劇場で11日にサヨナラ公演を終えたばかりの仙名彩世、さらにさよなら公演で組む華優希と計4人に。これも平成以降では最多となる。

 そんな“宝塚の顔”にふさわしく、宝塚初のアリーナ公演となる「恋スルAREANA」(6月25、26日・横浜アリーナ)も控えている。退団公演は「A Fairy-/シャルム!」で兵庫・宝塚大劇場公演は8月23日~9月30日、東京宝塚劇場は10月18日~11月24日。

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