堀ちえみ 自分の声に人の視線が集まって傷ついた…苦しいリハビリ、病室で泣いた
舌がんの手術を受けたタレントの堀ちえみ(52)が13日、ブログを更新し、うまく発声できない辛さをつづった。堀の声を聞いた人の視線が自分自身に集まり、「何とも言えない空気に傷ついた。病室に戻った私は思いっきり泣いた」と胸中を明かした。
堀は「昨日はいろいろな事がありました」として12日にあったことを記した。「午前中は口腔内の診察の後、口腔外科の外来へ移動。術後初の歯や歯茎の、お手入れをして頂きました。その後は言葉のリハビリ。言語聴覚士の先生が読む短文に続いて、私が繰り返します」と発声のリハビリをしたことを明かした。
「一生懸命、言葉を真似ますが、思うように発声出来ません」とつづり、「言葉によっては何を言っているか、分からないと思います」と客観的に記した。
自分で録音して聞いてみたところ、「悲しい結果でした。こんな自分の声・喋り・あり得ないと思う」と率直な心境を表すとともに、「今の自分として受け入れなければならないね」と言い聞かせるようにつづった。「舌の腫れがもう少し引けば上手く話せるのか、それもあまり期待出来ないとの事です」と冷静に記した。
リハビリ室を後にして病室に戻る時にコンビニで買い物をしたそうで、会計の時に店員が「袋に入れますか?」と尋ねたという。堀は「袋に入れなくて大丈夫です」と答えた。「ちゃんと通じましたが、やはり喋り方が随分とおかしいのでしょう。近くにいて私の声を聞いた人の視線が、一瞬に集まりました。誰が悪い訳でもないが、何とも言えない空気に傷ついた。病室に戻った私は思いっきり泣いた」と告白。
堀は「思いっきり泣いたらスッとした。負けるもんか!」と力を取り戻した。「言葉が不自由だって、伝わればいい!そして時間が掛かっても、またテレビに出られるくらい努力して、喋れるようになる!そして強く思った事。こんな喋りでも堂々と大きな声で、そして笑顔で喋ろう。恥ずかしがらずに」と自身に言い聞かせた。