ピエール瀧逮捕、損害賠償30億円超か 「アナ雪」オラフの声優交代

 ピエール瀧こと瀧正則容疑者(51)が麻薬取締法違反(コカイン使用)の疑いで逮捕され、一夜が明けた13日、影響は各方面へと広がった。出演作の関係者やテレビ各局は、対応に大わらわ。イメージキャラを務めるCMは差し替えられ、ディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」ではメインキャラ・オラフの声を担当していたが、声優交代が発表され、違約金や損害賠償は総額30億円にのぼるとみられる。

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 多才ぶりを発揮してきた人気者だけに、衝撃逮捕劇の余波の大きさは計り知れない。CM、テレビ番組の差し替えや、関連商品の発売中止が次々と決まり、瀧容疑者の逮捕による損害賠償は、30億円を超えることになりそうだ。

 瀧容疑者が出演し、昨年12月に発売されたゲーム「JUDGE EYES:死神の遺言」は、販売元のセガゲームスが出荷とダウンロード発売を当面の間、自粛することを発表。俳優の木村拓哉(46)がメインキャラクターを務めた話題作とあり、大ダメージは避けられない模様だ。

 CM起用していた企業も事態は深刻で、サントリーは「角ハイボール」のウェブCMを削除し、違約金について検討していることを明かした。6シリーズのCMが制作されていたLIXILでは、放映をすべてさし止めて、「絶対に許せない行いで、遺憾に思っております」と断罪。今年8月まで契約は残っているというが、「現時点では決まっていませんが、契約解除で検討を進めます」とした。

 ディズニーの大ヒットアニメ「アナと雪の女王」の日本語吹き替え版では、雪だるまのオラフの声を担当していた瀧容疑者。続編の公開が11日22日に予定されているが、ウォルト・ディズニー・スタジオは「オラフの日本語版吹き替え声優を交代することを決定しました」と瀧容疑者の降板を発表した。

 ほかにも出演映画は、「麻雀放浪記2020」が4月5日に、「居眠り磐音」が5月17日にそれぞれ公開を控える。「麻雀-」での瀧容疑者は主人公に関わる重要な役どころとあって、再編集で出演シーンをカットする場合、公開日を遅らせる可能性が高い。レギュラー番組を抱える各局も、放送中止を決めるなど対応に追われた。

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