瀧容疑者コカイン常習か 昨年から情報…長期間使用?まだまだ続く逮捕ショック
コカインを摂取したとして麻薬取締法違反(使用)の疑いで12日に逮捕された、テクノユニット「電気グルーヴ」のメンバーで俳優のピエール瀧こと瀧正則容疑者(51)は、長期間コカインを常習的に使用していた可能性があることが14日、捜査関係者への取材で分かった。また、映画「居眠り磐音」は出演シーンを代役で撮り直して予定通り5月17日公開が決定。NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(総合、日曜、後8・00)は出演シーンをカットしての再放送が決まるなど芸能界の“瀧抜き”が進んでいる。
瀧容疑者には薬物使用の情報が昨年からあり、長期間コカインを常習的に使用していた可能性があった。関東信越厚生局麻薬取締部は昨秋以降、本人や周辺の内偵捜査を実施。常習的に摂取している疑いがあるとみて12日、自宅や車の家宅捜索に踏み切った。瀧容疑者が立ち会い、尿検査で陽性反応が検出されたため逮捕した。
逮捕時の瀧容疑者は受け答えに問題がなく不審な行動はなかった。「間違いありません」と容疑を認め、取り調べに素直に応じているという。同部は常習性を含め、使用状況を慎重に調べている。
また、同部が、殴り書きのような字体で記されたメモがあるノートを押収していたことが捜査関係者への取材で分かった。瀧容疑者のものとみられ、押収した携帯電話の履歴などと共に分析。コカインの入手経路や使用状況に関連した記録がないか調べている。
瀧容疑者は14日、送検された。午前10時、瀧容疑者を乗せた黒のワンボックスカーが、留置先の警視庁東京湾岸署を出発。灰色のスエットのような衣服を身に着けた瀧容疑者は口を真一文字に結んで前を向き、少し疲れた表情ながら真っすぐ前を見据えていた。