瀧容疑者 ゴールデン昇格一転…冠番組も消えーる フジロックなども出演中止
コカイン摂取の疑いで12日に逮捕された、テクノユニット「電気グルーヴ」のメンバーで俳優のピエール瀧こと瀧正則容疑者(51)が、「20代のころからコカインや大麻を摂取した」と供述していることが15日、分かった。20年以上にわたって、常習的に薬物使用していた可能性もある。また、静岡朝日テレビの冠番組「ピエール瀧のしょんないTV」の打ち切りが決まり、ユニットで予定していた、2つの野外フェス出演を中止した。
「しょんない-」は、静岡市出身の瀧容疑者が静岡県内を巡る30分番組。10年10月にスタートし、現在は毎週木曜日の深夜0時25分から放送されていた。4月からはゴールデンタイムに昇格する予定で、すでにロケが行われていたが、打ち切りを発表した。賠償金などの対応について「現在も検討協議中です」とした。名古屋のCBCテレビ「ゲンバビト」(日曜、後11・30)も3月放送予定の3回分を「旅ずきんちゃんSP」に差し替える。
一方で、瀧容疑者が出演している映画「麻雀放浪記2020」が、当初の予定通り4月5日に公開される方向であることが明らかになった。
また、電気グルーヴが出演予定だった4月28日の「アラバキロックフェス19」と7月28日の「フジロック-」の取りやめを発表した。
この日は、30周年記念ツアーの東京公演が行われる予定だった。会場のZepp Tokyoには、開催中止を知らせる張り紙が貼られ、ファンの姿もちらほら。同バンドのTシャツを着た男性は「楽しみだったのに残念。つい来てしまった」と悲しげに語っていた。