白竜 松田優作さんと殴り合い寸前の騒ぎを告白「これで絶交と」
Vシネマの帝王と呼ばれる俳優の白竜が16日放送の読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」に出演し、かつて松田優作さんと殴り合い寸前の騒動を起こし、絶交したことを告白した。
「優作さんが『それから』に出演した時のパーティーがあって、その映画は文部省推薦で子供も見られるということで『よかったですね』と話していたが、本人は子供が見るというのがうれしくなかったみたいで『お前もそんなこと言うのか!』と言うから、こっちもカチンと切れちゃった」と、ささいな言い争いが騒ぎに至ったという。「まあ、やるしかないかと。でもたまたまうちに付いているやつが、国体に出たサッカーのゴールキーパーで、(2人を)真ん中で止めたんです。オレは、これで絶交ということで、店を出た」と振り返った。
そのまま時は過ぎ、1年後に内田裕也さんの映画の記念パーティーへ行ったところ松田さんも同席。「オレが先に帰ろうと思ったら、優作さんが後ろから『オレはしつこいからな』と言って」と話しかけてきたという。「お互いへんこだから連絡を取らずにね」と、意地を張り合って絶交していたという。MCの今田耕司が「仲直りしたかったんでしょうね」と思いやった。
その後も「(映画)『ブラック・レイン』(松田さん出演作)と『その男、凶暴につき』(北野武監督、白竜出演作)が(1989年公開の)同じ時期で、具合が悪かった」と仲直りはできなかった。松田さんと最後に言葉を交わしたのは「たけしさん、いいだろ?一回紹介してくれよだった」と、松田さんから話しかけてくれたことだという。
今田が「じゃあ、(松田さんが)生きていらしたら、たけしさんとの共演もあったかもしれない?」と尋ねると、白竜は「そうでしょうね」と懐かしんだ。