「家、ついて行ってイイですか?」世界最多?70人のディレクターは多士済々

 市井の人々に声をかけ、自宅を見せてもらうテレビ東京系バラエティー「家、ついて行ってイイですか?」(水曜、後9・00)が、20日に3時間特番(後18・55~)を放送する。MCのおぎやはぎ・矢作兼(47)らが一般の方の家でVTRを見守る点も異色の番組。デイリースポーツは都内の家で収録する模様に密着した。

 同行先を探すディレクターは約70人おり、番組を立ち上げた演出の高橋弘樹氏は「たぶん、世界一だと思うんですよね」と笑う。毎日10~15班が各地で取材をし、1班が60組に声をかけ、全員に断られることもしばしば。月平均500班が稼働しており、各自1日20組に声をかけたとして、2014年1月のスタートから60万人以上が「イイですか?」と聞かれた計算になる。

 高橋氏は、企画の発端について「深夜、家に行って、人の奥さんを見たかったんですよ。それだけだと変態チックだと思って、お家を見に行く番組にしました」と明かす。いざ番組が始まると人間ドラマの面白さが噴出し「『家に人生が詰まっている』って目線でやるようにしました」と現在のスタイルが確立されていった。

 取材に向かう先は各ディレクターが自分で選んでいる。「なぜか埼玉が得意な方がいたり、ずっと同じ町でやる人もいます」。声をかける人選もディレクターによって独自色があり「片っ端から60人くらい声をかける人もいれば、じーっと見極めてて5人で決める人もいる」と説明した。

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