テレ東「家、ついて行ってイイですか?」について行っちゃいました

 市井の人々に声をかけ、自宅を見せてもらうテレビ東京系バラエティー「家、ついて行ってイイですか?」(水曜、後9・00)が、20日に3時間特番(後18・55~)を放送する。MCのおぎやはぎ・矢作兼(47)らが一般の方の家でVTRを見守る点も異色の番組。デイリースポーツは都内の家で収録する模様に密着し、番組の顔となる矢作と鷲見玲奈アナウンサー(28)を直撃した。

 都営線のとある駅から徒歩15分。テレビ収録の場所とは思えぬ閑静な住宅街の一角に、矢作やゲストの吉田沙保里さん(36)らが「よろしくお願いしま~す」とやってきた。ポカポカ陽気の週末。前日まではただのリビングだった部屋にカメラ9台とモニターがセットされていた。

 終電後の駅で道行く人に「タクシー代を出すので家、ついて行ってイイですか?」と声をかけ、自宅まで同行する異色バラエティー。MCたちの収録も街で許可を得た一般の方の家で行われ、この日は、幸子さん(75)を筆頭に生後6カ月になるひ孫の雷聖(らいと)くんまで4世代が同居する半澤さんの家にお邪魔した。

 孫の可奈子さん(24)は翌日に結婚式を控えており、MCたちは一同に「え~!?」と驚きの声。矢作が「今年で1番おめでたいんじゃないの?」と、とぼけたコメントをするなど、背伸びしない空気感が温かい。

 同行先を探すディレクターは約70人おり、番組を立ち上げた演出の高橋弘樹氏は「たぶん、世界一だと思うんですよね」と笑う。毎日10~15班が各地で取材をし、1班が60組に声をかけ、全員に断られることもしばしば。月平均500班が稼働しており、各自1日20組に声をかけたとして、2014年1月のスタートから60万人以上が「イイですか?」と聞かれた計算になる。

 収録の最後には、MCとゲストが結婚式用の祝福動画を撮影。可奈子さんの母、真由美さん(47)は「今朝までは断りたかったけど、部屋を貸してよかった」と目尻を下げた。

 初回からMCを務める矢作は、番組の魅力について「最近、ドラマチックな展開も多いと思いますけど、始めた頃は何も起こらなくて、それはそれでよかったんですよ。どんな人生も楽しいんだなって分かる。平凡は平凡で楽しい。何もない人はいないんですよ」としみじみ。出演者と気付かれず、声をかけられた経験のある鷲見アナも「まさに現実は小説より奇なりなんですよね」とうなずいた。

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