内田裕也さん著書、重版決定 幻冬舎・見城社長がツイッターでつぶやく

 歌手の内田裕也さんが17日、肺炎のため入院先の都内病院で亡くなったことが18日、所属事務所から発表された。79歳だった。兵庫県西宮市出身。59年に日劇「ウェスタンカーニバル」でデビュー。日本を代表するロックンローラーとして活躍した。内田さんの著書「ありがとうございます」を出版した幻冬舎の見城徹社長は18日、ツイッターを更新し、同書の重版を決定したとつぶやいた。

 見城社長はツイッターで「原宿警察署に逮捕された内田裕也さんから借金の申し込みの手紙が来たことがある。ぼくはそれを無視した」と切り出し「後で樹木希林さんから『金を貸さなかったあんたは偉い』と褒められた」と明かした。続けて「僕と裕也さんは笑えないエピソードがたくさんある」とつぶやいた。

 また15年1月には同社から「ありがとうございます」という内田さんの著書を出版したが「どこで会っても愛情を込めて(?)絡まれるので、なるべく会わないように仕事をした。案の定、売れなかった。裕也さんが喜んでくれればそれで良かった」と振り返り「その本を重版とさっき決めた」とつぶやいていた。

 「ありがとうございます」は内田さんがこれまでに出会った各界の偉人たちとの交流を振り返ったもの。

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