海老蔵、内田裕也さんと「険悪なムードでお店の外へ…」初めて出会った日振り返る

 歌手の内田裕也さんが17日、肺炎のため入院先の都内病院で亡くなったことが18日、所属事務所から発表された。79歳だった。兵庫県西宮市出身。59年に日劇「ウェスタンカーニバル」でデビュー。日本を代表するロックンローラーとして活躍した。歌舞伎俳優の市川海老蔵も18日、ブログで内田さんとの思い出を明かし冥福を祈った。

 海老蔵は内田さんとは「少しだけ面識があります」と切り出し、18歳の時に「私がその時付き合っていた女性と行ったお店に、扉を開けたら子分?家来?仲間?よくわからない怖い人たちを従えて一番奥の席に内田裕也さんいらっしゃいました」と20年近く前のことを振り返った。

 「すごい迫力で驚いたこと覚えています」と内田さんの様子を明かし「そして、私も若く粋がって生意気だったせいもありすぐに険悪なムードになり笑笑お店の外へ」と出会った日のことを「笑」の文字とともに振り返った。

 その後も「27、8歳の頃、競馬場でバッタリ」と再会。「海老蔵に話がある」と言われ、後日きちんと会うことに。約束した場所は「ここで交渉して失敗したことがない」という大事な場所だったようだが、海老蔵はここで内田さんから映画出演のオファーを受け「迷いましたが、お断りしました。すいません」と改めて詫びた。

 「お会いすると分かるのですが、怖い方のようで、心の中のピュアな光りが眩しい雄でした。そして何か優しくないけど優しさがある。奥様もそういう計り知れない魅力に惹かれたのかなと私は勝手に思っていました」と内田さんの人柄を説明。「空では仲良くくっついてほしいなーとファンとしては思います」と、天国の希林さんとの再会を祈っていた。

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