内田裕也さん、最後のツイッターは「沢田、ガンバレ!」ドタキャン騒動時にエール
歌手の内田裕也さんが17日、肺炎のため入院先の都内病院で亡くなったことが18日、所属事務所から発表された。79歳だった。兵庫県西宮市出身。
59年に日劇「ウェスタンカーニバル」でデビュー。日本を代表するロックンローラーとして活躍した。内田さんの最後のツイッターは昨年10月18日。自身がスカウトした沢田研二について「沢田、ガンバレ!」と応援しているものだった。
内田さんは17年8月までは頻繁にツイッターを更新していたが、骨折や脱水症状などで体調を崩して以降、ツイートの数は一気に減った。18年はツイッター更新はわずか2回。1度目は小室哲哉氏が引退を表明した1月で「小室哲哉が引退表明。人生とは分からないものだ。あんなに輝いていた男が創作意欲が湧くことを願っている!Rock’n Roll!内田裕也」と、小室氏にエールを送るもの。
そして2回目が最後となった10月18日。ちょうど沢田が埼玉スーパーアリーナでのコンサートを客の不入りを理由にドタキャンし、騒動となっていた時期だった。これに内田さんは「ファンの皆さん、応援よろしく!沢田、ガンバレ!Rock’n Roll!内田裕也」と、ジュリーを応援するものだった。
内田さんにとって、ジュリーは特別な存在。自身が大阪にいた沢田を見つけ、スカウトし、それが後のタイガースにつながっていったことから、常に沢田のことは気に掛けていたようだった。