ＴＯＫＹＯ　ＭＸテレビが１８日、都内で４月期の改編会見を開き、“ＮＨＫの麿”の愛称でおなじみのフリーアナウンサー登坂淳一（４７）を東京五輪に向けた新スポーツ番組のキャスターに起用することを発表した。登坂アナは昨年１月にＮＨＫを退局して以降、レギュラー番組を持つのは初めて。

　番組は４月１日スタートの生番組「ＴＯＫＹＯ　ＬＯＶＥ　ＳＰＯＲＴＳ」（月曜、午後８・００）で、タレント稲村亜美と番組進行する。番組は東京に本拠を置くプロスポーツチームや、都内の学生スポーツにもスポットを当てるほか、東京五輪での活躍が期待されるアスリートを取材する。

　登坂アナは稲村と会見場にＶＴＲでコメントを寄せ「私、登坂が現場に駆けつけて、選手を支える裏方さんのすごい技、知られざる苦労なども解き明かしていきます」と語った。

　登坂アナは昨年１月にＮＨＫを退局後、同年４月から「フジテレビの新報道番組「プライムニュース」のメインキャスターに就任することが発表されたが、週刊誌でＮＨＫ時代のセクハラ疑惑が報じられ、フジに出演辞退を申し入れていた。

　ＴＯＫＹＯ　ＭＸの佐藤真紀編成局長は、登坂アナの起用について「東京のご出身であり、アナウンサーとしての経験、実力は十分にお持ちであることから、オファーさせていただきました」と説明した。