ロック歌手・内田裕也さんの訃報を受け、生前に交流のあった落語家・桂文枝が１８日、追悼コメントを発表した。

　文枝は「内田裕也さんの訃報に触れて、まずは合掌せずにはいられませんでした。あんなにお元気だったのに、やはり樹木希林さんの旅立ちがショックだったのかなぁと、勝手に想像しておりました」と昨年９月に妻・樹木希林さんが亡くなった悲しみに思いをめぐらせた。裕也さんは希林さんが火葬場で荼毘（だび）にふされた後、骨をそっとポケットにしまっていた。

　また、「裕也さんは舌鋒鋭く、カミソリのようなイメージがありますが、実際にお会いするとにこやかで、丁寧で優しくて、創作落語良いですね。と言葉遣いもすごく丁寧に話しかけてくださいました」と素顔を振り返った。「お酒はかなり強かったように思います。細身でスタイルも良く、いつもかっこ良い人でした。どうか安らかにお眠りください。よくお会いした映画祭でもうお会いできないと思うと寂しい限りです」と早い別れを残念がった。