内田裕也さん 型破りな言動、数々の騒動…大麻取締法違反容疑で事情聴取
ロック歌手で映画俳優としても活躍した内田裕也(うちだ・ゆうや、本名雄也=ゆうや)さんが17日午前5時33分、肺炎のため都内の病院で死去した。79歳。兵庫県出身。葬儀・告別式は近親者で行い、お別れの会は後日予定。
裕也さんは、多くの騒動も起こし、型破りな言動を繰り出した。
1977年に大麻取締法違反容疑で事情聴取された過去も。後に芸能人による薬物事件が起った際には「(拘留中は才能が)研ぎ澄まされます」と裕也節で語った。
91年にはアントニオ猪木が東京都知事選に出馬表明するも、直前辞退したことに落胆し、自らが立候補し、落選。民主党政権時の09年には行政刷新会議の事業仕分けを熱心に傍聴。事業仕分けに理解を示すも、議員らに「まずてめえらの給料下げろ」と吠えた。
11年5月には、交際していた会社員女性(当時50)に対する強要未遂と住居侵入容疑で警視庁に逮捕された。希林さんは都内自宅で会見し「本人は70歳過ぎてますので」と、謝罪などは夫にさせると貫禄の対応。“愛人”である被害女性に向け「悪事をさらしていただき、ありがたかった」と感謝した。起訴猶予となった裕也さんは、希林さんの自宅を訪れ、自宅前で手を合わせて謝罪した。
12年に歌手仲間の桑名正博さんが亡くなった際は葬儀委員長を務め、通夜では前代未聞のロック演奏が始まり、裕也さんが「シェケナベイベー!」とシャウトして熱唱した。