内田裕也さん、波瀾万丈の人生に幕 さらばロックンローラー
ロック歌手で映画俳優としても活躍した内田裕也(うちだ・ゆうや、本名雄也=ゆうや)さんが17日午前5時33分、肺炎のため都内の病院で死去した。79歳。兵庫県出身。葬儀・告別式は近親者で行い、お別れの会は後日予定。昨年9月15日に妻で女優の樹木希林さん(享年75)を亡くしてから183日。追いかけるように旅立った。娘婿の俳優・本木雅弘(53)は仕事で滞在中のロンドンで訃報に接し、「感謝しかありません」。4月上旬まであった撮影を切り上げ、緊急帰国する。
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ロックンローラーが8ビートで天国へ旅立った。
関係者によると、入院中だった裕也さんの体調は16日までは落ち着いており、元気な様子だった。見舞いに訪れた孫のモデル、UTA(21)ら家族とも会話を交わし、昼ご飯にはオムライスを食べていたという。17日になって体調が急変。病院から連絡を受けた娘の内田也哉子(43)が駆けつけたが、みとることはできなかった。
樹木さん死去後も車イスでイベントなどに出演を続けていた。ここ数年は闘病の日々だったが所属事務所は「ユーモア、ウイットを忘れず、世の中を憂い、怒り、自分の出来る事を模索しておりました。Rock’n Roll人生を全うすることが出来ました」。昨年末に開催した46回目の主催「NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL」が公の場での最後の“ライブ”だった。
裕也さんは66年のビートルズ来日公演に前座の一人として出演するなど、半世紀にわたって日本でのロックの普及に尽力。俳優としても活躍し、映画「水のないプール」「十階のモスキート」に主演。「コミック雑誌なんかいらない!」「魚からダイオキシン!!」では脚本も手掛けた。数度の逮捕でお茶の間を騒がせた一方で、91年の東京都知事選に出馬(落選)、阪神・淡路大震災や東日本大震災では被災地支援活動に携わるなど、何事にも精力的に関わった。
娘婿の本木は今月13日から撮影で滞在中のロンドンで、妻の也哉子から死を知らされた。報道各社へのFAXによれば、最後の対面は今月10日、UTAや次男と病院を見舞った。裕也さんは「熱はありましたが、とても穏やか」だったといい、本木出演のCMを「なかなか、イイな」と褒めてくれた。
「どこかで覚悟はしておりました」という義父の死去に、「時代を切り開いてきた業界の先駆者を失くしたという事においても非常に残念ですが、岳父として常に紳士的に接してくれた事に、ただただ感謝しかありません」と感謝の思いを届けていた。
本木は4月上旬まで予定の撮影を切り上げ、近日中に緊急帰国する。最期をみとることはできなかったが、家族葬で波瀾(はらん)万丈のロックンローラーに別れを告げる。
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