ムロツヨシ、主役・小栗旬の不在を詫びる「一番最初のあいさつが私とは…」

会見した(左から)松重豊、高良健吾、多部未華子、新田真剣佑、ムロツヨシと小栗旬の等身大パネル=東京・六本木一丁目のテレビ東京
小栗旬とテレビ中継で会話する(左から)松重豊、高良健吾、多部未華子、新田真剣佑、ムロツヨシ=東京・六本木一丁目のテレビ東京
テレビ中継で参加した小栗旬と、ツッコミを入れるムロツヨシ=東京・六本木一丁目のテレビ東京
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 俳優のムロツヨシ(43)が19日、都内で行われたテレビ東京系ドラマ「二つの祖国」(23、24日二夜連続、後9・00)の制作発表に登場し、主演の小栗旬(36)が不在という異例の会見を嘆いた。

 作家・山崎豊子氏の同名作を民放で初めて映像化。テレ東開局55周年を記念した大作だが、小栗がオーストラリアで別作品の撮影をしているためおらず、ムロは最初から「一番最初にキャストであいさつするのが私とは…。小栗旬不在、本当に申し訳ございません。なぜ彼がいないのに私があいさつするのか」と“謝罪”し、笑わせた。

 小栗はテレビ中継で途中参加し「ハハハ。どうも~。そこにいけずに申し訳ありません。ヤッホー」と軽いノリであいさつ。画面越しに「いろいろな世代の方に見ていただき、自分だったらこうかなとか考えてもらえる作品になっていると思います」とPRした。

 1900年代の日本とアメリカを舞台に、歴史に翻弄(ほんろう)される日系二世たちの姿を描いた作品。小栗は米ロサンゼルスで新聞記者として働く天羽賢治、ムロは天羽と正反対の考えを持つチャーリー田宮を演じた。

 ムロによると、私生活で15年来の親交がある小栗から直々に「前にドラマ化されたとき(1984年放送、NHK『山河燃ゆ』)は沢田研二さんが演じた役。今の沢田研二さんはムロさんだと思う」と口説かれたという。ムロは「僕のどこが沢田研二さんなんだと思いつつ、脚本を読んで、主演をやる友人が一緒にやりたいと言ってくれたのでやりたいなと思いました」と出演の経緯を明かした。

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