羽田圭介氏「ニッポン放送とかって、よく旬の人を」単発出演後、依頼なしと明かす
芥川賞作家の羽田圭介氏が19日、この春から出演するTBSラジオ「ACTION」(4月1日スタート、月~金曜、後3・30)の記者会見に出席した。過去にライバル局のニッポン放送で「オールナイトニッポンGOLD」を単発で担当した経験があるが、今回は毎週木曜にレギュラー出演する。会見では自虐的にラジオの仕事が芥川賞受賞後もこなかったことを語った。
「スクラップ・アンド・ビルド」で、又吉直樹の「火花」とともに15年に芥川賞を受賞。ひょうひょうとした語り口が印象的で、テレビを中心にメディア露出も増えた。ただ、「芥川賞をとった後もそんなにラジオの仕事がなくて」といい、「ニッポン放送とかって、よく旬の人を呼んでとりあえずやらせてみるじゃないですか。単発で出たりして、あいつダメだって判断されて、それ以降、全然なかったんですよ」と自虐的に語った。
しかし、今回、「割と主体的にしゃべりたいことがある人じゃないとTBSラジオには呼ばれないんだろうなと」と考えていた、そのTBSから声がかかり「なんで依頼がきたのか良く分からないです。でも頑張ります」と語っていた。
3月まで、そのニッポン放送でレギュラー番組を持っていた「ACTION」月曜担当の脚本家、俳優の宮藤官九郎は「さっきのニッポン放送の話が面白くて。旬じゃなくなったから、俺、ここに来たのかなって。時間差でジワジワきて」と苦笑していた。
同番組は日替わりパーソナリティで、月曜は宮藤、火曜は尾崎世界観、水曜はDJ松永、木曜は羽田氏、金曜はフリーライターの武田砂鉄氏。全曜日のアシスタントとして秋田放送からフリーとなる幸坂理加アナが出演する。