NHK 瀧容疑者への損害賠償「もちろん検討」も「放送への対応でいっぱいいっぱい」
NHK放送総局長の定例会見が20日、東京・渋谷の同局で行われた。12日に麻薬取締法違反容疑で逮捕されたピエール瀧容疑者(51)が出演していた大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」(日曜、後8・00)に関する説明が行われた。
木田幸紀総局長は、ピエール瀧容疑者の逮捕について「驚いており、大変遺憾」と語った。「いだてん」の撮り直しや、過去出演作品の配信停止などで影響が広がっており、賠償請求については「もちろん検討することになると思います」と述べた。
「番組受信料で作られているので、重く受け止め、検討することになると思われます」としたうえで、「現在は放送への対応でいっぱいの状態で、順番に考えていくことになります」とした。
瀧容疑者は主人公・金栗四三(中村勘九郎)を支える足袋屋の店主役で、約3カ月先まで収録済みだった。逮捕を受け、瀧容疑者の全出演場面をカットし、三宅弘城が代役を務めることが19日に発表されたばかり。代役・三宅で急遽、撮影し直すことになった。三宅は4月28日の第16話から登場予定。
また、NHKオンデマンドで有料配信していた「いだてん」や朝ドラ「あまちゃん」など瀧容疑者の出演作の配信を停止している。