“世界の心くん”芽生えた夢は「謙さん」 世界コラボ実現させた

 人気子役の寺田心(10)が、NHKの8Kスペシャルドラマ「浮世の画家」(BS8Kで24日後9・00、30日後9・00)に出演する。

 主演は世界で活躍する俳優・渡辺謙(59)。寺田も昨年、映画「ばあばは、だいじょうぶ」でミラノ国際映画祭の外国映画最優秀主演男優賞を獲得し、“世界の心くん”となり、謙さんとの“世界コラボ”を実現させた。

 このほど行った本紙の取材で、寺田は「優しいし、お芝居に熱心な方。僕も謙さんみたいな俳優になりたい」と芽生えた夢を語った。同作はノーベル文学賞作家カズオ・イシグロの小説を原作に、渡辺演じる初老の画家の悲喜劇を描く。寺田は画家の孫を演じ、「絵を描くシーンがあったんだけど、苦手で何回も何回も描いた」と苦労も明かした。

 NHKドラマには、今年1、2月に放送された「トクサツガガガ」にも出演し、話題となった。「前は台本をママに読んでもらってから覚えたけど、今は自分で考えてお芝居するようになった。演じるのが楽しくなった」と自らの成長を語る。

 現在、身長は121・5センチ。「120センチを超えたので、ジェットコースターに乗れるようになったんです」と声を弾ませる、その存在感は身長より、ずっと大きい。

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