大阪府知事選“開幕”も 盛り上がりイマイチ
第19回統一地方選の幕開けとなる11道府県知事選が21日に告示された。松井一郎前大阪府知事(55)の任期中の辞任にともなう大阪府知事選では、大阪維新の会で前大阪市長・吉村洋文氏(43)と自民党などが推薦する無所属新人の元副知事小西禎一氏(64)の2人が届け出た。大阪W選が本格的にスタートした。
吉村氏は、市長選に立候補予定の維新代表・松井氏とともに大阪・難波で第一声。「大阪都構想」の意義を懸命に訴えたが、盛り上がりはいまひとつだった。2011年に前維新代表・橋下徹氏が府知事から市長選にくら替え出馬し当選した時の第一声は同所に約1000人が集まったが、この日は小雨の影響もあってか2~300人程度だった。
対抗馬の小西氏は自民党のほか公明党府本部、連合大阪が推薦。さらに国民民主党府連、立憲民主党府連、共産党が支援と、大阪都構想を巡る“維新VS反維新”の構図となっている。この日は大阪・梅田で自民党・二階俊博氏とともに選挙カーの上で演説も行った。
W選は24日告示の大阪市長選とともに4月7日に投開票される。
(写真説明)演説する大阪維新の会代表・松井一郎氏(右)の隣で声援に応える吉村洋文氏=大阪市内