鈴木梨央 初主演作振り返る「現場がピリピリ」

 女優の鈴木梨央(14)が23日、都内で行われた初主演映画「こどもしょくどう」の初日舞台あいさつに登場、「こども食堂ネットワーク」への協力を訴えた。同作で鈴木は藤本哉太(15)とW主演を務め、河原で父と車中生活を送る姉妹の姉・ミチルを演じた。

 5歳で芸能生活を始め、NHK大河ドラマへの出演経験もある鈴木だが、さすがに映画初主演には「クランクイン当初はちょっとつらかったです。現場がピリピリしていました」と藤本と目を合わせた。日向寺太郎監督(53)からは「自分の思うがままに。自然と出た感情で演じてほしいとアドバイスされました」という。

 作品は子ども目線で現代社会の貧困問題を描いているだけに、14歳の鈴木もしっかり現実を見据え、満員の会場に向かって「皆さんが、この映画を見た後に家族で考えたり、話し合ってほしい。かわいそうと思うだけじゃなくて、自分で何か考えて行動に移してほしい。“こども食堂ネットワーク”を検索すると何が必要か分かります。何か力になってくれたらうれしいです。」と訴えた。

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