引退表明の森昌子、06年復帰は「生活のため」スパルタ育児も話題、ようやく自分の時間…
歌手の森昌子が25日、報道各社にFAXを送り、19年いっぱいで芸能界から引退すると発表した。森は86年に歌手の森進一と結婚後、いったん芸能界を引退。3人の男児を育て、20年後の06年に復帰したが、復帰後話題となったのは、その独特の子育て方法だった。長男は世界的ロックバンドONE OK ROCKのTaka、次男は会社員としてすでに結婚、三男もMY FIRST STORYのボーカル、Hiroとして活躍している。
森は17年に出演したテレビ番組で、06年芸能界復帰の理由について「生活のため」と断言している。当時は実父が病気療養、実母、3人の子供を抱える中、どうやって暮らしていくかは「切実だった」とコメント。そんな中、子供達からの「お母さんの歌を聞いてみたい」という言葉で復帰を決意したという。
「子供に辛い思いもさせて申し訳なかった」と振り返るが、一方で森のスパルタ育児もたびたび話題に。
門限を破れば「セコムでロックし、庭で寝かせる」、兄弟の間でも「敬語」を使わせ、」「18歳になったら強制的に独立」と、有無を言わせず家を追い出すスパルタ育児は話題となった。
Takaに対しても、部屋にあった漫画や雑誌を捨てた際に大げんかになったというが「お前が一週間言っても捨てなかったんだろ!知らねーよ!」と一喝し、黙らせた逸話もテレビで披露している。
そんな子供たちも無事に独立。「生活のため」の復帰も一段落し、「人生の残された時間を具体的に考え始めた時に、もう少し穏やかな時間の中で、芸能活動以外の事に時間を使って人生を充実させたいと思うようになりました」と引退理由を説明。2度目の引退後は、ようやく自分だけの時間が持てるようになりそうだ。